2013年05月05日 (日) [長年日記]
_ キャリブレーションツール
メインマシンをリニューアルして困ってたことのひとつに，ディスプレイの色補正をきちんとやれてないというのがある．以前使っていたツールはWin7で動かなかった．もっともツールといってもガンマと灰色を合わせる程度で，あとはカラーチャートを表示して自分の目で調整していた．これに対して新しいWin7では，ＯＳが色管理をきちんとやるようになっている．また以前使っていたツールと同じような色調整機能はＯＳに標準でついている．ところがこの仕組みで色調整しようと思ったら，広色域ディスプレイは対応しないと出る．仕方ないので，以前と同じようにディスプレイ標準のプロファイルをつけておき，ちょっとおかしな色はディスプレイ側で目測でいじっていた．
さて，そういう環境のせいかここんところの作業で，色を追い込んでいくときに素直に変わってくれないなとか，変換するとおかしいなぁと思うようになった．また，NEX-5Rで撮ったAdobeRGBな写真を開いたときにも妙に色がおかしいことがある．
気のせいといえば気のせいかもしれない．しかし考えてみると，色の管理をＯＳがおこない，PhotoshopはもとよりFirefoxや標準の画像ビューワまでもがきちんとプロファイルを反映する（しかし反映しないのもある）．またデュアルディスプレイでもそれぞれプロファイルを変えられる．こうなると，色にかかわる要因がＯＳ，アプリ，ドライバ，ディスプレイとあり，正直色がどこでどうなってるのか混乱してきた．そんな環境下では手動の色調整は疑問だ．というか，ディスプレイの経年劣化はひどくなっているだろうし，自分の目も飛蚊症だ硝子体剥離だと劣化がひどくなっている．いったいどこを信じればいいのか．
ということで，i1Display Proというディスプレイキャリブレーションツールをポチってしまった．Webサイトで見ただけであまり他機種と比較検討もせず，おすすめということで決定．とにかく自分の目に頼らずに，正確な画像表示の環境が欲しい．話はそれからだ．