«前の日記(2013年02月23日 (土)) 最新 次の日記(2013年02月25日 (月))» 編集

ゆいどっと


2013年02月24日 (日) [長年日記]

_ 32kHz?

何か音楽を聴くときはここんとこはPS3を使っていたのだが,そろそろネタがあきてきたので,そういやニューマシンにしてからWMAファイルの曲を聴いてないなと思い,Windows Media Player 12を起動した.サウンド出力はドライバインストール時にS/PDIF経由でアンプにつないであって,起動音などが出るまではやってある.が,あまりまじめに音を聞いてなかった.

さてそれではとMedia Playerで再生.すぐに,なんか音が堅くなったというかこもった感じで何だコレ?と気がついた.WMAファイルは同じ.アンプからヘッドフォンも同じ.PCからアンプへの接続は,以前は「PC →[USB]→ USBオーディオデバイス →[S/PDIF]→ アンプ」となっていたのを,「PCマザーボードのSPDIF端子 →[S/PDIF]→ アンプ」にしたので,デジタルデータとしては基本的に化けるところがないはず.そうなると,Media PlayerとWindowsのサウンドエンジンの差ということになるけど,そこがここまで劣化するとは思えない.

調べてみると,オーディオデバイスの管理ダイアログで,S/PDIFのプロパティの「サポートされている形式」が「32.0kHz」,「規定の形式」が「2ch 16bit 32.0kHz」だった.……誰だこれ設定したやつ.いじった覚えがないからインストール時のデフォルトがこれ? さっそく対応サンプルレートを44.1kKHz~96.0kHzまでオンにして,規定の形式をとりあえず「2ch 16bit 44.1kHz」にしてみた.音に堅い感じがなくなった.あぁよかった,マザーボードのS/PDIF出力,使いものにならないかと思った.

_ 規定の形式も変える

サウンドの出力フォーマットはアンプにあわせたけど,「規定の形式」の設定で音も変わった.この規定の形式には「2ch 24bit 192kHz」まで選択肢がある.せっかくなので選択できる一番上の「2ch 24bit 96kHz」にしてみたところ,音場が広がって細かい音が伸びてきた.再生するのは16bit 44kHzでエンコードした圧縮WMAなのに,なぜ変わって聞こえる?

試しに非圧縮な16bit 44.1KHz WAVの曲を聞いてみたら,規定の形式が「16bit 44.1KHz」と「24bit 96kHz」で,後者の方が音の伸びなどよく聞こえたけど,差はあまりわからない.これに対して圧縮WMAの場合,明らかに後者の方が良く聞こえる.圧縮WMAを再生するときは,再生する規定の形式にあわせてアプコンみたいなことしてんのかね.実際にMedia Playerがどう再生してどういうデジタルデータがアンプに流れてきてるかは,それこそS/PDIFの出力をキャプチャでもしないとわからないけど.

ということで,規定の形式は「24bit 96kHz」を常用しよう.圧縮WMAは「16bit 44.1kHz」よりは気持ちよく聞こえるし,非圧縮音源の場合もうまく聞こえるみたいだし.

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
_ yamk (2013年02月25日 (月) 10:02)

オンボードのオーディオカードの場合、内蔵ミキサーの都合上、すべての音源をボード内で48kHzに強制リサンプリングされてしまうようです。(オリジナルが 48kHz だった場合を除く)<br>なので、出力を 48kHz 以外にすると2度リサンプル(アップコンバート)が入るため、外部のUSB-Audio デバイスで一発で処理した方が音がいいかもしれず。