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ゆいどっと


2013年02月25日 (月) [長年日記]

_ 32bit単精度浮動小数点らしい

「Windowsの内部では48kHz固定で,サンプリングレート2回変換かかってね?」というツっこみをもらったので調べてみたところ,楽しいハック講座 (4) Windows7 オーディオアーキテクチャの概要というブログを見つけた.これによると,内部のミキシングは32bit単精度浮動小数点とのこと.でもビットレートについては書いてない.が,オーディオデバイスの管理ダイアログの「規定の形式」を変えると音が変わってくるので,共有モードでは,この「規定の形式」で指定したフォーマットでミックスするんじゃないのかと想像.

音の流れとしては,Media Playerから来るのが16bitだろうが24bitだろうがいったん32bit単精度浮動小数点にしてしまう.この時点ではいくら何でも極端な情報化けはないだろう.ただサンプリングレートの変換がおこると音が変わると思われる.あとミキサーのピークリミッタが問題らしいけど(これは曲を聴いててもコレだと実感できてない).そしてエンジンから外に出てくるときは,32bit単精度浮動小数点から16bitまたは24bitに落とし込まれるので,ここでビット深度が変わって音も変わると思われる.ただしここではサンプリングレートの変換は起こらない.そうなると,サンプリングレートの変換は入力時に1回,ビット深度の変換は出力時に1回,とみなしていいのかな.うーむ,これがどの程度音に影響を与えてるのかはうまくテストできないなぁ.